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「実刑判決:黒子のバスケ事件」とアセスメントの重要性
こんにちは、ファシリテーターの小田昌敬です。
黒子のバスケ事件に実刑判決が出ましてたね。
事件の全容はこちら→「黒子のバスケ」脅迫事件
【黒バス脅迫事件】実刑判決が下った渡邊被告のロジカルでドラマチックな『最終意見陳述』があまりにも切ない「かみぷろ」
に犯人の意見陳述と解説が出ています。
是非読んでください。
幼少期の環境が大きく影響を与えています。
そして、この母親の振る舞い
自分は運動神経がとても悪い子供でした。小1の時の運動会に徒競走は8人中ビリでした。母親はビリだった自分を詰りました。翌年の小2の運動会では8人中3位でした。体育の授業での課題を自主的に練習していて、それが影響したようでした。自分は喜び勇んで結果を報告しましたが、母親は無反応でした。その翌年の小3の運動会で、やる気を失くした自分は再びビリになりました。母親はもちろんビリだった自分を詰りました。徒競走に限らず、両親はいつもよい結果を無視し、悪い結果には怒りました。自分にとって努力とは怒られるなどの災禍を回避するための行為であり、努力の先に報いがあるとは思いもしませんでした。
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(介護における)アセスメントはご存知ですよね?
ある解説には
介護過程の第一段階において、利用者が何を求めているのか正しく知ること、そしてそれが生活全般の中のどんな状況から生じているかを確認すること。援助活動を行う前に行われる評価。 |
となっています。
アセスメントの中でふれる「生い立ち」
幼少期の環境が、
そのひとの人格にどのような影響を与えるのか
の参考になるのではないでしょうか。
私たちが接しているお年寄りも
それぞれが様々な生活歴を持っています。
私たちが良く使う
「その人らしさ」
に幼少期の環境は大きな影響を与えている
いや、その人がもつ価値観、判断基準の最重要要素だといってよいでしょう。
幼少期のつらいつらい経験は、
(追体験したくないため)封印され
子どもなど家族にも話していないことが多いようです。
そして、死が近づいたとき
ぽッ
と話して
子どもたちからすると、初めて知る事実・・・
疎開先で、あんなひどい目にあってたんだ。。。
こんなに苦労して、人に言えない仕事をして私たちを育てていたんだ。。。
あの時、自殺をするかもしれない状況だったんだ。。。
など
私たちでは、想像できない
ドラマや小説、映画を超えるような事実
そんな過去を抱えて生きていらっしゃるのかもしれません。
アセスメントはとても重要です。
そのうえで
関係ができ、安心してもらい、
本人の中のある種のタイミング
これらがそろわないと、知ることができない領域もある
それらを拾うことも
生活の場面で一緒にいる介護職の大切な仕事だと改めて感じた、事件でした。
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