私がやらなきゃ!と思っている管理職がハマる罠
管理職に求められる仕事の例を以下にあげました。
部下に仕事を任せられないと以下の機能を自ら邪魔をしているといえます。
自分が頑張ることによってチームの成長のチャンスを奪っているのかもしれない。という視点で自分の仕事の仕方を振り返ってみてください。
タスクの優先順位を確認する: すべてを一人でやろうとすると、業務が適切に分散されず、無駄な時間とエネルギーがかかります。優先順位を設定し、最も重要な業務に焦点を当てることで、効率を向上させることができます。
デレゲーション(権限委譲): 部下やチームメンバーに仕事を任せることで、業務の負担を分散できます。信頼できるメンバーに適切なタスクを委託し、結果に対してフィードバックを提供することで、彼らの成長も促進できます。
コミュニケーション強化: チームメンバーや他の部署との密接なコミュニケーションは、業務の進捗をスムーズに進める上で重要です。情報を共有し、連携を強化することで、全体の効率が向上します。
自己管理の向上: メンバーに業務をデレゲートするためには、自分の時間管理や仕事の優先順位付けが必要です。効果的なスケジュール管理や計画を行い、余裕を持つことで、他のメンバーにもサポートを提供できます。
教育とトレーニング: チームメンバーが期待通りの仕事をするためには、必要なスキルや知識を持っていることが重要です。必要であれば、トレーニングや研修を提供してスキルの向上を促進しましょう。
フィードバック文化の確立: チームメンバーとの定期的なフィードバックセッションを通じて、業務の進捗や改善点について双方向のコミュニケーションを確立しましょう。これにより、問題解決や業務の最適化が図れます。
リラックスと休息: 常に全てを自分でやろうとすることはストレスを増加させ、生産性を低下させる可能性があります。適切な休息とリラックスタイムを確保し、心身の健康を維持することが重要です。
任せて見守る: 介護現場は自分で判断して動かなければいかない場面が、他業種に比べ非常に多い仕事です。そのためにはメンバーが「自らが判断して動く」の場数を踏むことが求められます。その中には結果的に失敗となる行動も含まれることが予想されます。だからこそ、任せた後、判断と行動をしっかりと見ておき、必要とあれば致命的な失敗にならないようサポートをすることが管理職に求められる大切な役割です。
これらの機能をないがしろにした組織にやってくる残念な未来は、また、別のお話に
<いっぱいいっぱい診断は著者の許可の元、下記書籍を参考に作成しました>
『キマジメさんの「いっぱいいっぱい」でしんどい!がラクになるセルフ・マインド・マネジメント』
ビジネス社 濱田恭子著